目の下のシワに効果的な化粧品の成分
レチノールはビタミンA誘導体の一種。主に皮膚や粘膜の細胞分裂を活性化させる作用を持っています。ターンオーバーを活性化させる力は強力で、薄い目の下の皮膚ではシワの改善効果も期待できます。
クリームでは、シワ改善効果が認められた資生堂の『エリクシールシュペリエル・エンリッチドリンクルクリーム』にも配合されています。やや刺激があるため使用には注意が必要ですが、シワへの効果は最も期待できる成分の一つでしょう。
セラミドは角質の細胞同士を密接に接着する作用が強く、高い保湿性を持っています。私たちの体にもともとあり生成されるものですが、年齢とともに減っていくので化粧品で補ってあげましょう。
目の周辺の皮膚はとても薄く、表皮の状況がそのままダイレクトにシワの発生につながります。そこでセラミド配合のクリームなら、保湿効果を高めて繊細な目の下の皮膚の潤いを与えます。ハリを取り戻せれば、シワを目立たなくすることができます。
ペプチドとは、いくつかのアミノ酸が分解される前に結合した状態の『たんぱく質』のこと。表皮細胞の増殖や真皮層の繊維芽細胞の増殖を促す作用を持っています。
目の下のシワのもとになる表皮と真皮層の両面の新陳代謝を活性化させるので、シワを押し返す働きを期待できます。ペプチドは肝臓などの器官で代謝され生成される物質なので、安全性も高いのが特徴です。
皮膚からの吸収性が乏しいビタミンCを、浸透しやすいよう化粧品として加工したのがビタミンC誘導体です。美白作用で知られていますが、コラーゲンの生成を助ける働きもしてくれる万能成分。
肌のハリを保つには、真皮層に十分な量のコラーゲン必要です。その生成の過程でビタミンCが必要不可欠で、コラーゲンを十分供給出来るようになれば目の下のシワになりやすいたるみも緩和できるでしょう。
コラーゲンは肌の弾力を保つのに欠かせません。真皮の約7割はコラーゲンで、コラーゲンの合成が活発に行われていると肌はハリを保つことができ、シワができにくい状態をキープできます。
老化などによってコラーゲンの合成能力が衰えると、たるみやシワの原因になります。コラーゲン配合のリフトアップクリームを使うことで、シワが目立ちにくくなります。
シワにおすすめはレチノールとペプチド
この中でもシワ改善に効果的なのはレチノールとペプチド。コラーゲン・ヒアルロン酸など美容成分の生成に関わり、角質の代謝とターンオーバーを促進。さらに水分保持力を高める働きがあります。
ビーグレン・エリクシールシュペリエル・DHC・セザンヌ・カバーマーク・エトヴォス・elclasicoなど多くのメーカーのアイクリームに採用されていることからも、その信頼度は高いです。
また乾燥しやすい目元とセラミドは非常に好相性。シワの多くは小さく浅い『小じわ』から始まるので、保湿力を高めて小じわを予防することができます。お肌のふんわり感が変わりますよ。